The Art of Putting

トッププレーヤーの多くは、自分のストロークを補完してくれるパター形状を選択しています。パッティングをテクニカルに考える場合は、スクエアなヘッド形状とメカニカルネック（直線がはっきりとしたネック）が好まれる傾向があります。もっと感覚的にストロークしたいプレーヤーは、より柔らかいラインと流れるような軌道をもたらすネックを好む傾向があります。

すべてのスコッティ・キャメロン パターは精密にフライス加工され、フェース、ソール、シャフトの角度によって、正確で一貫性のあるセットアップを約束します。ソフトな質感とグリーン面での座りの良さが、アドレス時に大いなる安心感と自信をもたらします。

パターヘッドは、振り子のようにターゲットラインに沿って垂直に動くわけではありません。パターにはライ角が付けられている関係で、適切なパッティングストロークでは、パターヘッドはバックスイングでターゲットラインのわずかに内側に入り、インパクトでスクエアに戻り、インパクト後には再び内側に入っていきます。つまり、パターヘッドはストローク中に円弧（カーブ）を描くのが自然なのです。

シャフトの長さをプレーヤーにとって適切にすることで、ターゲットラインのやや内側に目の位置を正しく設定することができます。そして適切なトウフローを選ぶことで、パターヘッドを適切な円弧に沿ってストロークすることが可能です。

ストローク中、パターヘッドが適切な円弧を描いて動き続けるためには、パターのトウフローがとても重要になります。トウフローの大きさは、ネック・シャフトの取り付け位置や形状（シャフトの曲がり含む）によってコントロールすることが可能です。

あなた自身の心地よいストロークにぴたりと沿って動くパター、あるいは正しいストロークに導くパターを選択してください。最適なパターを選択することでパターフェースを手先でコントロールしてしまう傾向が軽減されます。自分のストロークを修正、または補完してくれる最適なトウフローを見つける最良の方法は、平らで真っすぐなラインで20フィート（約6メートル）を打ち、その結果を見極めることです。

パターのシャフトが長過ぎると、アドレスで前傾姿勢が浅くなり視線がターゲットラインの内側に寄り過ぎてしまいます。逆にシャフトが短過ぎると、前傾姿勢が深くなり視線がターゲットラインから離れ過ぎてしまいます。

理想的な長さに調整されたパターでは、アドレスでの視線がターゲットラインの1～2インチ内側に設定されます。アドレスでの適切な前傾角度とバランスをキープしながらストロークすることで、理想的な円弧に沿ったパッティングが可能となるのです。

パターヘッドのネックデザインや取り付け位置は、パターのパフォーマンスに大きな影響を及ぼします。ショートネックやシンプルなシャフトの曲げ方（シングルベント）によってトウフローが増加し、パターがより大きな弧を描くようになるのです。

逆にネックを長くしたり、ダブルベントシャフトにしたりすることでトウフローが減少し、ストロークの円弧が小さくなります。センターシャフトやフェースバランスのパターほど、より真っすぐで機械的なストロークをしやすくなるのです。

グリップはパターのデザインを補完するものでなければなりません。例えばグリップが細い場合、より強い円弧を描くストロークが促進され、一般にトウフローの大きいパターとよく合います。太いグリップは、「スクエア・トゥ・スクエア」のパッティングストロークを促進し、フェースバランスのパターと相性が良い傾向があります。あなた自身の手に馴染みやすく、パターのデザインやストロークタイプに合わせて最適なグリップを選択してください。