スペシャル対談 NEW VG3 ドライバー "飛ばせるヒミツ"
打って、聞いて納得! NEW VG3ドライバー"飛ばせるヒミツ"
発売前から各方面でその飛距離性能に驚きの声が上がっているNEW VG3ドライバー。今回はその飛びのヒミツを製品担当者に直撃インタビュー。
聞き手は歴代のVG3シリーズを取材し、クラブ性能に造詣が深い、通称"クラバー"ことゴルフギアライターの高梨祥明さん。アクシネットジャパンインク VG3シリーズ製品担当の黒野隼が答えます。
"明らかに飛ぶ!" それこそが高慣性ヘッドの実力
NEW VG3ドライバーの飛距離性能が、各ゴルフ媒体のギア担当の間でも評判になっています。実は私もラウンドで試してみて、その飛びを実体験した一人なのですが、率直にいってなぜ、NEW VG3ドライバーはこれほどボールを遠くに飛ばせるのでしょう? 今日はそのヒミツを教えてください。
ありがとうございます。承知しました(笑)
うれしいことに、お試しいただいたほとんどのゴルファーから"明らかに飛ぶ!"という反応が即座に返ってきます。このレスポンスの高さは歴代VG3ドライバーの中でもダントツといえます。これこそが今回初採用した"スピードクラウン&チーターテクノロジー"の飛びというパフォーマンスを解りやすく、体感頂くことができたベネフィットであると考えています。
チーターテクノロジーは、チタンヘッドのクラウンとトゥ部に楕円状の穴を開け、ヘッドを軽量化する技術。スピードクラウンは、その上にカーボン素材のパーツを採用して変形と耐久性をコントロールするタイトリスト独自の技術のことですね。今回、これらの技術の採用によって、ヘッドの慣性モーメントを飛躍的に高めた、と聞いています。
そうです。しかし、NEW VG3ドライバーはゴルファーの皆さんがイメージする、従来の高慣性モーメントドライバーとはかなり違うと思います。それは、実際に高梨さんも打って感じたのではないでしょうか?
そうですね。高慣性モーメントヘッドというとまず、四角や三角の異形ヘッドを想像しますが、NEW VG3ドライバーはいたって普通の構えやすい形状でした。クラウンとトゥにカーボンパーツが使われていることも、いわれなければまったく気づきません……。直進性の高い弾道は、いわれてみれば高慣性モーメントヘッドらしい感じもしますが、それよりもキャリーの伸びのほうが印象に残りました。確かに、これは数年前に大ブームだったいわゆる高慣性モーメントヘッドとは、大きく違いますね。
振りやすさがVG3の原点。 振れるからヘッドの進化を実感できる。
高慣性モーメントヘッドは、直進性を高める。一般的にはそういう認識が根強いと思います。確かにその通りなのですが、実は慣性モーメントを大きくすると、スイングによるヘッドの加速性が向上するメリットもあるのです。高慣性モーメントヘッドは、最初動かすには力が必要なのですが、一旦動き始めてしまえば、小さい力でもグングン加速してくれる。これが多くのゴルファーに実感いただいているNEW VG3ドライバーの飛距離アップ性能のヒミツですよ。
高慣性モーメントと加速の関係? 初耳ですね。
そうですか? 従来の高慣性モーメントヘッドでも、この関係性は変わらないのです。でも、今まではこの効果を一部のパワーヒッターしか実感できていなかったのかもしれませんね。
それはなぜですか?
慣性モーメントを大きくすると初めに動かすために力がいる、ということは先ほどいいました。これに加えて従来型の高慣性モーメントヘッドでは、実際にヘッド重量も増してしまい、結果として一般ゴルファーにとっては振りおろしにくいクラブになってしまっていた、ということなのです。そこで、NEW VG3ドライバーでは"スピードクラウン&チーターテクノロジー"を採用して、軽量ヘッドのまま、慣性モーメントを大きくすることを目指した。この点がまったく違います。
つまり、見た目はもちろん、振りやすさも従来のままで、ヘッドはしっかり高慣性モーメント化できている、ということなのですね。すると、我々が感じたNEW VG3ドライバー飛距離性能が、高慣性モーメントヘッド本来の実力、ということでしょうか? 重たくて振りにくい今までの高慣性モーメントドライバーではそれが引き出せていなかった、と……。
その可能性は大いにあると思います。それが高慣性モーメントは振り遅れてプッシュアウトや操作しにくいというイメージにつながったのだと思います。
VG3シリーズのそもそものコンセプトは、タイトリストが考える最大限のパフォーマンスを、抜群の振りやすさをもって日本のゴルファーに提供すること。その振りやすさにはヘッドやシャフトの軽量化も大きな影響があります。
この点からみても、ヘッドの慣性モーメントアップを狙った結果、重量が増して振りにくくなってしまったのでは意味がないのです。同じ振りやすさのままで、いかに慣性モーメントをアップさせるか。その二律背反を打ち破る答えが"スピードクラウン&チーターテクノロジー"だったのです。
なるほど。軽量だからこそ、高慣性モーメントヘッドにしても苦もなく動き始められ、その最大のメリットであるインパクトでの超加速を実感できるというわけですね。
その通りです。もちろん、振りやすさの秘密はヘッドの進化だけではなく、手元に重量を集中させた専用シャフトのおかげでもあります。すべてのパーツをどのようにすれば、もっと振りやすく、爽快に振れるだろう? そのゴルフクラブとしてのトータルバランスの恩恵として、大きな飛距離性能や安定直進性を達成できると考えています。
いよいよ、その真価を日本のゴルファーに問う日(発売日)が近づきましたね。
そうですね。試打会はもちろん、全国のゴルフショップに試打クラブを多く用意しています。ぜひ、打てばわかるNEW VG3ドライバーの飛びを多くの皆様に実感していただきたいですね。
初めて感じる高慣性モーメントヘッドの破壊力。体験しない手はないですね! 今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
全国各地で開催される試打会に、タイトリストが参加いたします。この機会にぜひご参加ください。
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まだNEW VG3ドライバーを体感されていない方は、ぜひお近くの試打会場にお立ち寄りください。