TEAM TITLEISTメンバーからの質問にボーケイウェッジのツアー担当が答えます!
タイトリストではTEAM TITLEISTメンバーの皆様に向けた様々なイベントを開催しています。その中で、この秋に実施した「SM10 EXPERIENCE」にご参加いただいたメンバーからウェッジに関する多くの質問が寄せられました。今回はそれらの質問に対して、ボーケイウェッジの国内ツアー担当、岩国誠之がお答えします。
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Q.日本と米国では同じウェッジを使って問題ありませんか?
- A.同じウェッジだと問題があるかもしれません。プレーするコースの環境が違えば、異なるウェッジ選択が必要になるというのが基本的な考え方です。たとえばツアープレーヤーでも洋芝主体でボールが沈みやすい米国ではローバウンスを選び、茎が強くボールが地面から浮きやすい日本では少しバウンスを増やしたローバウンスや、ミッドバウンスを選ぶ場合もあります。地面が硬いスコットランドのリンクスなどでは、普段のローバウンスよりもさらにバウンス効果が小さいウェッジにチェンジする選手もいるほどです。環境が変わっても、ウェッジを変えることで一貫性のあるイメージ通りのショートゲームを成功させることが可能。それが複数のウェッジを持ち、使い分けることの意味なのです。
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Q.ウェッジは消耗品と聞いたのですが、交換時期はどのくらいですか?
- A.タイトリストでは75ラウンドを目安に、ウェッジフィッティングを利用して使用ウェッジのチェックと、さらなるスコアアップを目指すためのウェッジ選択の見直しをすることをオススメしています。練習場で使用される場合や、バンカーで頻繁に使うウェッジならば、さらに早く交換時期が訪れます。グリーン周りでのアプローチでは、常にボールが打ち出される「高さ」を意識し、いつもより打ち出しが高くなり出したら「交換時期が近い」と考えてください。
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Q.58°のウェッジでもう少しボールを低く打ち出したいのですが、54°にすべきでしょうか?
- A.難しい問題ですね。低く打ち出す目的がランを使ってカップにボールを寄せたいのであれば、今よりもロフト角が小さいウェッジを使うことは選択肢の一つだと思います。しかし、イメージよりも打ち出しが高く打ち出されてしまう現状を何とかしたい、今よりもボールを低く抑えたい(スピンは減らしたくない)のであれば、単にロフト角の小さいウェッジを選ぶことは推奨しません。ボールが高く打ち出される原因が打ち方にあるのか、フェースの溝の摩耗にあるのか、適正なグラインドが選択できていないのか。その他の要因があるのか。一度、タイトリストのウェッジフィッティングを受けていただければと思います。
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Q.アマチュアゴルファーはハイバウンスウェッジを使えばいいんですよね?
- A.一概にはそのように言えません。ボブ・ボーケイの口癖でもある「バウンスは友達」という言葉が浸透した結果でもあるかもしれませんが、一般的には「バウンスはあった方がいい」と捉えている方が少なくないようです。しかし、仲良くする(正しく活用する)ことと、ハイバウンスを使うことは必ずしもイコールではありません。ローバウンスモデルでも、フェースを開くことでバウンスを活かすことができ、ショートゲームを成功させることが可能だからです。単にハイバウンス、ローバウンスと考えるのではなく、自分にとっての「適正バウンス」とは何かを、常に大切にしていただきたいと思います。正しくバウンスを活用するためにも、ぜひフィッティングをご利用ください。