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ボーケイウェッジのPGAツアー・国内ツアー担当による、TEAM TITLEISTイベントを開催

タイトリストは、TEAM TITLEIST限定のウェッジフィッティングイベント「TEAM TITLEIST SM10 Experience」を開催。今回はPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」に帯同して来日したボーケイウェッジのPGAツアー担当、アーロン・ディルとボーケイウェッジ グローバルマーケティングディレクターであるコーリー・ジェラード、そして国内ツアーを担当する岩国誠之、大塚智之が参加して、TEAM TITLEISTメンバーへのフィッティングとアドバイスを行いました。

ツアーレベルのウェッジフィッティングを実演

今回のイベントではPGAツアー担当のアーロン・ディルが、ツアープレーヤーとどのようなコミュニケーションをとりながらウェッジ フィッティングを行っているのかを披露しました。

フィッティングのゴルファーモデルを国内ツアー担当の岩国が務め、アーロンがフィッティングする形式でプログラムが進みました。

「ウェッジの基本はまずピッチングウェッジ(PW)での飛距離を明確にし、それを基準に最もロフトの大きいウェッジ(ex.ロブウェッジ)との飛距離ギャップを適切にカバーするウェッジ(ex.ギャップウェッジ、サンドウェッジ)のコンビネーションを考えていきます。PWはアイアンモデルのものを使用してもOKですが、ここではボーケイウェッジの46°をお勧めする形で進めていきます。なぜなら、ウェッジは溝、重心、ソールの幅やバウンスなどすべてが距離をコントロールするために設計されているからです」(アーロン)

ツアープレーヤーのウェッジに対するニーズはボールを遠くに飛ばすことではなく、カップ側にボールを止めること。そのためにどのようなウェッジを組み合わせればよいのかと考えていくことがウェッジフィッティングの基本だとアーロンは言います。

適切なバウンス効果を得ることでウェッジゲームの一貫性が高まり、スコアメイクがしやすくなります。

複数のグラインドをサンドウェッジ、ロブウェッジで体感

ピッチングウェッジから始まったアーロンのウェッジフィッティングは、サンドウェッジ(SW)、ロブウェッジ(LW)と進む毎に熱を帯びていきました。アーロンはショット結果とロンチモニターの数字を確認しながら、複数のウェッジを手渡していきます。

「今回のように天然芝の上でボールを打てる環境では計測結果だけではなく、打球音にも注意を払っています。ボールが打ち出される音だけでなく、ソールが地面にコンタクトした時の音を聞くことでよりプレーヤーに適したグラインドの方向性をイメージすることができます」(アーロン)

実際に音を聞いただけで「これは合っていないね」、「これは良さそうだね」と判断し、手際よく推奨グラインドを絞り込んでいくアーロン。世界のツアーに帯同し、毎日最高のソールコンタクトの音を聞いているからこそできる、まさにツアーレベルのウェッジフィッティングでした。

「タイトリストには、我々のツアーでの経験もフィードバックされたボーケイウェッジ専用のフィッティングアプリがあります。フィッティング スペシャリストはこのアプリを活用することでインドアでも、人工芝の上でも適切なウェッジフィッティングを行うことが可能です」(アーロン)

SWやLWのロフト領域では、イメージするアプローチスタイルによって、フェースを開く度合いやヘッドの入射角度が変わってきます。アーロンは距離や方向の設定を変えながら、プレーヤーに複数のアプローチを行ってもらうことで、より適切なバウンス効果を発揮するグラインドを見つけていきました。

ロンチモニター、フィッティングアプリ、そしてフィッティングスペシャリストの綿密なヒアリングによって、ツアーレベルのウェッジフィッティングをインドアでも行うことが可能です。

ボールを高く上げ過ぎないことでウェッジゲームの一貫性がアップ

今回のイベントを通じて、アーロンが何度も説明していたことの一つに「低めの弾道が得られるウェッジを選ぶ」ことの大切さです。この理由をプロゴルファーでもある、コーリー・ジェラードが説明します。

「多くのゴルファーはボールを高く上げることでグリーンにボールが止まると思っているかもしれませんが、実際は違います。なぜならトッププレーヤーはグリーン周りでのアプローチの際、打ち出し角度を30°以下に保ってボールを打ち出しているからです。これはフェースとボールがしっかりとコンタクトしていることの証明となる数字です。ボールを低く打ち出すからこそより多くのバックスピンを保ったままグリーンにコンタクトでき、キャリーをイメージ通りに出すことも可能になるのです」(コーリー)

プロゴルファーでもあるコーリーは実演も交えながらラフからのウェッジゲームを解説。「悪いライになればなるほどウェッジを味方にすることが大切です」(コーリー)

コーリーによれば正しいボールとフェースのコンタクトを実現するためにはフェースのスコアライン(溝)の下から2本目から5本目の間で打つことが大切で、その理想のコンタクトを実現するためにボーケイ・デザインウェッジのグラインドオプションはあるのです。

「今日、皆様にご体感いただいたように同じロフトでもグラインドを変えることで弾道が高くなったり、低くなったりします。これこそがバウンス効果によってボールのコンタクトが変わったことの証明です。スイングではなくウェッジを変えることで結果を変えることができるのです」(コーリー)

ウェッジアプローチでの適切な打ち出し角度は30°以下。「ロフトによってもちろん角度は変わりますが、ロフト角度の半分の打ち出し角度を目指すことが目安になります」(アーロン)
一打毎、フェースの土を拭いながらフィッティングを行うアーロン。「どんな高性能なウェッジもフェースが汚れていたら十分なパフォーマンスを発揮することができません」(アーロン)

今回、20名を超えるTEAM TITLEISTメンバーに対しボーケイ・デザインウェッジのスペシャリストたちが最も伝えたかったことを、コーリー・ジェラードは次のように話しました。

「ウェッジゲームでのヘッドスピード領域は、ツアープレーヤーでもアマチュアでも、ジュニアでもレディースでも大きく変わることはありません。つまり、誰もがトッププレーヤーと同じことができる可能性がある、ということなのです。そして、ウェッジゲームが得意になれば確実にスコアアップしていける。そこが面白いところなのです」(コーリー)

タイトリストはウェッジに多くの選択肢を用意するだけでなく、フィッティングプログラムの強化とフィッティングスペシャリストの養成に力を入れています。

PGAツアー開催やTEAM TITLEISTメンバーとの交流をきっかけとして、コーリーやアーロンなどのチームVOKEYの中心メンバーが、より詳細に、よりリアルに日本のゴルフ環境、そしてプレーヤーニーズについて理解することができました。彼らの経験はボーケイウェッジの開発に活かされ日本のゴルファーに還元されます。モデルチェンジを重ねる度に、フィッティングの精度をアップさせているボーケイ・デザインウェッジ。あなたもぜひ、最新モデルSM10ウェッジのパフォーマンスを体験してください。

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