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グリーンに止める弾道を安定して叶える「ユーティリティ&アイアン」フィッティングとは?

タイトリストでは下記の3カテゴリーでフィッティングスペシャリストによる、マンツーマンのフィッティングプログラムを実施しています。

  • 1.ドライバー&フェアウェイ
  • 2.ユーティリティ&アイアン
  • 3.ボーケイウェッジ

今回はユーティリティ&アイアンのフィッティングに関してご紹介していきます。最も構成本数が多く、ラウンドでの使用頻度も高いカテゴリーであり、近年ではアイアンにユーティリティアイアンやユーティリティメタルを組み合わせたり、異なるモデルのアイアンでセッティングを組む「ブレンドセット」も主流となっていることから、フィッティングプログラムにおいてもこの2カテゴリーを統合。620MB/CB、T-SERIES(T100、T150、T200、T350、T400)、U・505、T200ユーティリティアイアン、そしてTSRユーティリティメタルを含めたラインアップの中から、すべてのプレーヤーのスコアメイクに貢献するクラブセッティングを提案していきます。

理想のショットに導く3D弾道とは?

タイトリストのアイアンフィッティングは、DISTANCE CONTROL(飛距離の精度)、DISPERSION CONTROL (ばらつきの抑制)、DESCENT ANGLE(落下角度)という、 3つの「D」の頭文字を持った理想の弾道パフォーマンスに基づいて構築されています。プレーヤー毎に3つの要素すべてを最適なバランスに整えることで、アイアンショットの一貫性を新しいレベルへと引き上げ、スコアメイクの向上に繋げていくことがその目的です。

① DISTANCE CONTROL 飛距離の精度

アイアンの番手間におけるボールスピードを均等(2.24m/s)にすることで、キャリーの最大化と安定化を達成します。理想的な番手間飛距離を実現するためにモデル選定だけでなく、コンビネーション(モデル混合セット)や、ユーティリティアイアン、ユーティリティメタル等の選択を提案します。

② DISPERSION CONTROL ばらつきの抑制

打球の左右方向へのばらつきの傾向を確認し、より精度が高く、イメージした方向へとボールを打ち出すことができるモデル選び、または複数モデルのコンビネーションを提案します。ターゲット付近にしっかりとボールを運ぶことがスコアリングショットの一貫性を高めます。

③ DESCENT ANGLE 落下角度

アイアンショットでボールをグリーンにしっかりと止めることで、スコアメイクのチャンスは大きく広がります。ショートアイアンからロングアイアンまで、ロフト角毎に弾道の最高到達点と落下角度を最適化する構成を提案し、スコアリングショットを成功へと導きます。

3D弾道を叶えるための3つのポイント

① トータルバランスを考えたモデル選び

タイトリストのアイアンフィッティングは、各プレーヤーに理想的な3D弾道を提供するモデル(ヘッド)選びからスタートします。ボール初速、打ち出し角度、バックスピンのトータルバランス、そしてボールをしっかりとグリーンに止める落下角度を見極めながら、プレーヤーの構えやすさ、打感・打音の好みなども加味して基本となるモデルを決定していきます。

② グリーンへ止めるために重要な落下角度に注目

3D弾道フィッティングの大きな特徴の一つに、弾道の最高到達点からの落下角度を注視することがあります。その理由はボールをより鋭角にランディングさせることで、グリーンにしっかりとボールを止めることができるからです。いくらキャリーでグリーンに届いても、落下角度が足りなければボールはグリーン外に転がり出てしまいます。これを防ぐために、①しっかりとキャリーでグリーン届き ②グリーンの幅に確実に収まり ③しっかりと高さで止める ことがアイアンフィッティングの基本です。フィッティング中は必ずロンチモニター(弾道計測器)を使用して、インパクト条件だけでなく、落下角についてもシミュレーションを行っています。 落下角が45°〜55°になっていることを目安とし、基本的には7番アイアンを打ちながら最適なモデルを見つけていきます。

③ すべての番手で弾道の高さをそろえる

現在のプロツアーではすでに6割以上のプレーヤーが、番手毎に異なるアイアンモデルを組み合わせて使用する「ブレンドセット」を使用しています。それはトッププレーヤーほどロンチモニターなどを使用して、アイアン各番手の弾道データを逐一チェックしていることの証明でもあります。多くの場合は、ロングアイアン領域(#3~#5)でメインのアイアンとは違うモデル(ユーティリティメタル・ユーティリティアイアン含む)が選択されています。これはツアープレーヤーでもロングショットではより打ち出し角度を上げ、落下角を大きくしなければグリーンにボールを止めていくことが難しいからです。フィッティングスペシャリストはロンチモニターで常に弾の道高さ(最高点)をチェックし、基本的には7番アイアンに近い高さで弾道が揃うブレンドセッティングを目指していきます。

このカテゴリーでのフィッティングでは、使用中のユーティリティやフェアウェイメタル、あるいは使い慣れたウェッジとの連携がしっかりとれているかが重要なチェックポイントとなってきます。また、振りやすさの向上と安定した打点確保のために「長さ」や適正な「ライ角度」の提案も行うことも重要なプロセスです。

クラブセッティングの中核を成す「ユーティリティ&アイアン」を見つめ直すことは、キャディバッグ全体の「バランス」を整える、よいきっかけとなります。ぜひ、定期的にタイトリストの「ユーティリティ&アイアン」フィッティングをご利用ください。

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