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PGAツアー担当が語る、注目のタイトリスト ブランドアンバサダー

先日公開したJGTOツアー編に続いて、今回はPGAツアーのツアー担当が注目プレーヤーとそのクラブセッティングについて紹介していきます。ナビゲーターはタイトリストのプレーヤープロモーションディレクター J.J.ヴァンヴェゼンビークです。

アイアンのブレンドセットでライダーカップに出場!/マックス・ホーマ

「ホーマはTSR2+フェアウェイメタル(14.5°)とT100•Sの 4番アイアンを繋ぐクラブとして、TSR2フェアウェイメタル(21.0°)を基本セッティングとしています。しかし、2023『ライダーカップ』のメンバーに選出されると、このTSR2フェアウェイメタル(21°)の代替となるロングアイアンを探し始めます。ティショットでも使えるアイアンの選択肢が欲しかったのです。そして、実際に『ライダーカップ』ではT150の3番アイアンが選択されました。シャフトは KBSツアー105ハイブリッドのプロトタイプで硬さはX。彼はライダーカップ会場のマルコ・シモーネでは、とにかくボールを真っすぐに打つ必要があると言い、シャフト違いで用意した3本の中から最適なものを選択したのです」(ヴァンヴェゼンビーク)

「ティショットでフェアウェイをキープしやすいだけではなく、パー5のフェアウェイからまるで4番か5番アイアンで打ったかのように高く飛び、グリーンをキャッチしてくれるT150。バッグに入れておくと大きなメリットがあることを、ライダーカップで気付かされました」とホーマ。彼は11月のDPワールドツアー『ネッドバンク ゴルフ チャレンジ』でもT150の3番アイアンを再びキャディバッグに加えて優勝を果たしています。T-SERIESアイアンのブレンドセットが欧州ツアーでの初勝利を大きくサポートしたのです」(ヴァンヴェゼンビーク)

What’s in the Bag? / マックス・ホーマ

  • Ball:プロV1
  • Driver:TSR3(9.0°| Mitsubishi Tensei 1K Black 65 TX)
  • Fairway:TSR2+(14.5°|Fujikura Ventus Red TR 8 X)
  • Irons:NEW T150(#3 | KBS tour 105 Prototype Graphite Hybrid X)、T100•S(#4 | KBS $-Taper 130 X)、T100 (#5 | KBS $-Taper 130 X)、620 MB(#6-#9 | KBS $-Taper 130 X)
  • Wedges:ボーケイ・デザイン SM9( 46.10F, 50.12F, 56.14F)、WedgeWorks 60A (@59°)|KBS $-Taper 130 X (46)、 KBS Hi-Rev 2.0 Wedge Heavy Tip 135 X (50, 56), KBS Hi-Rev 2.0 Wedge Heavy Tip 120 Proto (60)
  • Putter:スコッティ・キャメロン Phantom X 5.5 ツアープロトタイプ

T200ユーティリティアイアンの許容性がツアー3勝目に貢献/トム・キム

ツアー担当のJ.J.がPGAツアーで最も活躍が期待されるブランドアンバサダーとして名前を挙げたのがトム・キムでした。彼は10月の『シュライナーズチルドレンズオープン』においてツアー3勝目を挙げている若き注目株です。

「トム・キムはNEW T100アイアンをテストする前、それまで使っていたT100アイアンからスイッチする必要はないのではないかと言っていました。それくらい前モデルが気に入っていたのです。しかし、ニューモデルをテストするとすぐにスイッチすることを決めました(笑) 彼の予想をNEW T100のパフォーマンスが完全に上回ったのです」(ヴァンヴェゼンビーク)

トム・キムはNEW T100にNEW T200ユーティリティアイアン(#3)をコンビネーションしています。NEW T200については打感・打音が進化したことでミスヒット時のフィーリングがソリッドになった、とすぐにスイッチを決断。彼は一度ボールやクラブを気に入ると「もう変えることはない!」と絶大な信頼を寄せてくれますが、NEWモデルをテストするとすぐにその進化を感じ取り、躊躇なくバッグに加える柔軟性も持ち合わせているのです。

What’s in the Bag? / トム・キム

  • Ball:プロV1x
  • Driver:TSR3(9.0°| Fujikura Atmos Black 6 X)
  • Fairway metal:TSi3(15.0° | Fujikura Atmos Black 7 X)
  • Utility metal:TSR3(19.0° | Graphite Design Tour AD AG04 Hybrid Prototype 9 X)
  • Utility Iron:NEW T200(#3 | True Temper Project X 5.5)
  • Irons:NEW T100(#4-#9 | True Temper Project X 6.0)
  • Wedges:ボーケイ・デザイン SM9(46.10F, 52.12F @53°) 、WedgeWorks 60A (@59°)
  • Putter:スコッティ・キャメロン TourType Timeless GSS ツアープロトタイプ

TSR3ドライバーでビッグドライブを放つ/ビンセント・ノーマン

2023年のル―キープレーヤーながら、『バーバゾル選手権』で優勝した期待のニューカマーがビンセント・ノーマンです。

「ノーマンのドライバーのボール初速は188マイル以上。ツアーでもトップクラスのハイスピードを誇ります。ツアー初優勝となった『バーバゾル選手権』の4日間すべてで66-67-67-66のハイスコアを連ね、通算で26バーディ、2イーグルを記録しています。その原動力となった精密なショットはスタッツにも表れており、Strokes Gained:Off the tee (+5.135)で部門別3位、最終日においては+2.19を記録して部門別トップとなりました。これはティショットの優位性によって2打以上フィールドをリードしていることを意味し、パー3を除く14ホール中13ホールでフェアウェイを確実にヒットしたことがスコアマネージメントの基盤となっていることを表しています」(ヴァンヴェゼンビーク)

What’s in the Bag? / ビンセント・ノーマン

  • Ball:プロV1x
  • Driver:TSR3(10.0°/Tensei AV Raw Orange 65 TX-Flex)
  • Irons:620 CB(#4-#5/True Temper Dynamic Gold Tour Issue X100)、620MB(#6-P /True Temper Dynamic Gold Tour Issue X100
  • Wedges:ボーケイ・デザイン SM9(50.12F、54.10S、60.10S/True Temper Dynamic Gold Tour Issue X100 :50° 54°、True Tempter Dynamic Gold Tour Issue S400:60°)

NEW T100アイアンへのスイッチでさらなる活躍に期待!/ルドビグ・アバーグ

J.J. ヴァンヴェゼンビークだけでなく、いま世界中のゴルフ関係者やファンからの注目を集めているプレーヤーが、ルドビグ・アバーグです。2023シーズンは11試合に出場して25ラウンドで60台を記録。ワーストスコアが「73」と規格外の爆発力と安定感を備えています。

「アバーグの魅力はやはりTSR2ドライバーから放たれるロングドライブです。TSR2ドライバーは初優勝した大会でSG:Tee to Green (+8.89/1位)に貢献しただけでなく、2023年『ライダー・カップ』でも同カテゴリー1位、ドライビングディスタンス(309.5ヤード/2位)の成績にも貢献しています。また、T100アイアンの精密弾道パフォーマンスが驚異的なパーオン率やスクランブリングのスタッツを大きく引き上げる源になっています」(ヴァンヴェゼンビーク)

アイアンは12月のペアマッチイベントからNEW T100にスイッチ。シャープな見た目と抜けの良いソールのフィーリングがアバーグの新たなお気に入りとなったようです。

What’s in the Bag? / ルドビグ・アバーグ

  • Ball:プロV1x
  • Driver:TSR2 (9.0°/ Fujikura Ventus Black 6 X shaft)
  • Irons:718 T-MB (#2)、NEW T100 (#4-P/KBS Tour 130 X shafts)
  • Wedges:ボーケイ・デザイン SM9 (50.08F、54.10S 、60.08M/KBS Tour 130 X shafts)

タイトリストのトータルフィッティングを受けてWR急上昇!/ウィンダム・クラーク

最後にJ.Jがツアーサポートを通じて最も印象に残っているプレーヤーについて教えてくれました。それがウィンダム・クラークです。

「彼は2年前にタイトリストと契約を交わした時点では、世界ランク249位のプレーヤーでした。しかし、今は同ランク10位にまでジャンプアップしています。彼は契約フリーだった2年前にタイトリストを含む、あらゆるゴルフブランドのクラブフィッティングを受け、パフォーマンスでタイトリストと契約することを決めたのです。つまり、13本がタイトリストのクラブになったところから快進撃が始まったのです」(ヴァンヴェゼンビーク)

とくにTSR3にスイッチしたことによって、飛距離が大きく伸びたことがクラークのゴルフを大きく変えました。SG:Off the teeが127位から50位にまでジャンプアップしたのです。

「もちろん、アプローチの貢献度も活躍の大きな土台となっています。サポートしているのは4本のボーケイウェッジです。ショートゲームの安定はボーケイウェッジの製品性能とツアーのウェッジ担当であるアーロン・ディルによるサポートの相乗効果によって達成されていると思います」(ヴァンヴェゼンビーク)

What’s in the Bag? / ウィンダム・クラーク

  • Ball:プロV1x
  • Driver:TSi3(9.0°| Accra TZ Six ST 60 M5)
  • Utility Iron:T200 Long(#3 |Mitsubishi Tensei AV Raw White 100HY X)
  • Irons:620 CB(#4-#9 |True Temper Dynamic Gold X7)
  • Wedges:ボーケイ・デザイン SM9(46.10F、52.12F、56.10S、WedgeWorks 60A |True Temper Dynamic Gold S400)

このようにPGAツアープレーヤーたちは、ツアー担当との綿密なコミュニケーションを通して、それぞれのプレースタイルに最適なセッティングと共に世界最高峰の戦いに挑んでいます。タイトリストでは、スコアアップを目指すすべてのゴルファーへ最適なセッティングをご提案するために、フィッティングを実施しています。ゴルフボールはもちろん、ゴルフクラブもドライバー/ロングショット/アイアン/ウェッジとカテゴリー別に最先端のフィッティングカリキュラムをご用意していますので、ぜひご参加ください。

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