SM9 開発ストーリー② | Precise Distance and Trajectory Control
「ボールを高く上げ過ぎない。進化した弾道コントロール性能」
全米プロゴルフ選手権で2度目のメジャータイトルを獲得したタイトリスト ブランドアンバサダーのジャスティン・トーマスは、ボーケイ・デザインSM9を初めてテストした2022年の開幕ゲームで、こんな感想をもらしています。
「ハワイにやってきて初めてSM9を練習ラウンドで使いましたが、SM9は従来ウェッジよりも弾道を低めにコントロールできるのがいいと思います。私はアプローチにおいて弾道を低くも高くもコントロールしますが、とくに弾道を低く抑えることは非常に重要です。SM9なら今日(ハワイ)のように風が強い環境でもイメージ通りの弾道高さ、スピード、そしてスピンで望むエリアにボールを止めることができます」(トーマス)
トーマスだけでなく、ジョーダン・スピース、キャメロン・スミスなど多くのトッププレーヤーが、SM9の低弾道性能を口にしています。しかし、低弾道とはボールを低く転がすことができる!というようなことではない、とボーケイウェッジのツアー担当アーロン・ディルは言います。
「トッププレーヤーがあえてSM9はボールを低く抑えられるとコメントするのは、そもそもロフト角が大きいウェッジはライや風などの影響によって“イメージよりも高く上がり過ぎてしまう”傾向が強いものだからです。とくに58°以上になるとこの傾向が顕著になり、弾道が高くなり過ぎれば距離感が合わなくなり、向かい風ではさらにボールは高くなってショートしてしまうのです」(アーロン)
SM9では54°〜62°のモデルで従来よりも重心が高くなるように設計。より強いバックスピンがかかるようにすることで打ち出し角を低く、風に押されてもスピンが解けないようにしたのです。
弾道を低く!ではなく、あくまでもプレーヤーのイメージ通りに。それがSM9に込められたボブ・ボーケイのメッセージ。トッププレーヤーはその開発意図をすぐに理解し、続々とSM9にスイッチしているのです。
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