ベストスコアに近づくための“順番”とは?②
「グリーン周りのアプローチショットで決める」
今回は、自分に合ったゴルフボールを見極めるための順番についてご紹介します。タイトリストでは、その順を「GREEN TO TEE」というワンワードで表していますが。これは文字通り、ゴルフボールの見極めはグリーン周り(ウェッジ・パター)から始め、ティイングエリア(ドライバー)が最後という意味です。
ウェッジでのアプローチやパッティングからゴルフボールの比較を始める理由は、ドライバーなどのティショットに比べ、ラウンドスコアに占めるショートゲームとパットの割合が非常に大きいからです。
上記に示したとおりゴルフのラウンドスコアにおいてティショットの打数は14打(+α)に過ぎません。スコアの大半は、フルアプローチショット、スコアリングショット、そしてパッティング回数で占められているのです。これはどんなレベルのプレーヤーでも当てはまる事実。スコアを向上させたければ、パーオン率やアプローチの精度を高め、パット数を減らしていくことが最重要になると考えるべきなのです。
もうひとつ、「アプローチやパッティングほどゴルフボール毎の違いが比較しやすい」ということも、グリーン周りからボール選びを始める理由となっています。打感・打音などのフィーリング(タッチ)、インパクトでボールが飛び出す速さ(球離れ)、打ち出し角度などがゴルフボールによって最も感覚的な違いとなって表れる事柄なのです。
タイトリスト ゴルフボール フィッティングでは、①50ヤード前後のショートゲーム ②ミドルアイアンのフルショット ③ドライバーでのフルショット を基準にゴルファーそれぞれの理想を満たす、トータルバランスに優れたゴルフボールを選び出していきます。
ドライバーショットで最大飛距離が出るゴルフボールが、ベストスコアに導く最良の選択とはならないところがゴルフゲームの面白いところでもあります。TEEからではなく、GREEN方向からベストなゴルフボールを絞り込んでいく。その順番を守ることがベストスコアへの近道となるのです。