「ボーケイ・デザイン ウェッジをもっと知る」#3
知れば知るほど納得!“バウンス イズ フレンド”
安定したスコアリングショットを生み出す“バウンス”を味方に。
タイトリスト マスタークラフトマン、ボブ・ボーケイは自らのウェッジデザインを象徴するキーワードとして、“Bounce is your friend”というフレーズを口にします。ウェッジのバウンス効果を味方につけることで、スコアリングショットは劇的に向上し、スコアメイクが容易になるという意味です。
ボーケイ・デザイン ウェッジでは、多様なアプローチスタイルに対応するためにロフト角毎に最適なバウンス角とグラインド(ソール形状)の組み合わせを用意しています。
例えば、ロフト角46°、48°モデルでは、バウンス角とソールグラインドの選択肢は一種類しかありません。これはピッチングウェッジに相当するこのロフトモデルでは、ほとんどのプレーヤーが“フルショット”が主体となるからです。
また、ピッチ&ランを出すための“チップショット”においても構えはスクエアが主となるために、グラインドのバリエーションは1つで十分なのです。
一方、ロフト角56°、58°モデルになると、4種類のバウンス角とグラインドの組み合わせに選択肢が広がります。60°モデルではさらに増え、5種類のラインアップとなります。その理由は、これらのロフトがフルショットだけでなく、飛距離をコントロール(調節)して使うクラブであり、そのコントロールの方法には実にさまざまなスタイル(方法)があるからです。
ゴルファーの間では、ハイ・バウンスがいいか、ロー・バウンスがいいか?という議論がありますが、これについてボブ・ボーケイはこう言っています。
「安定したスコアリングショットのためには、ウェッジのバウンス角を適切に使うことが非常に大切です。ロー・バウンスとは“バウンスを使わない”という意味ではありません。ロー・バウンスを好むプレーヤーはむしろその逆で、フェースを開くことで、自ら実効的なバウンス角を増やしてアプローチをしています。つまり、より積極的にバウンスを味方につけてプレーしているといえるのです」(ボーケイ)
例えば、ボーケイ・デザインウェッジの60°モデルには、4°、8°、10°、12°、14°と5つのバウンスバリエーションがあります。それぞれのバウンス角は確かにその数字が示す通りの差になっていますが、4°バウンスを選択したプレーヤーがそのまま少ないバウンス角でプレーしているわけではありません。フェースを開くことで、結果的にはバウンス角を増やした状態でインパクトしているのです。このため、4°、8°といったロー・バウンスモデルには、Lグラインド、Mグラインドなど、ソールのトゥ・ヒールを削ったフェースを開いて使いやすいソールグラインドが組み合わされているのです。
一方、フェースを開かずに使うプレーヤーには、12°、14°のハイ・バウンスモデルが適しており、これらのバウンスにはF、D、Kなどのスクエアに使いやすいソールグラインドが組み合わされています。
ロー・バウンスが適したプレーヤーも、ハイ・バウンスが合うプレーヤーも、インパクトでは同じように“バウンスの恩恵”を受けてプレーしています。それが誰にとっても、「バウンスは友達」という意味なのです。
また、バンカー用にはK、ラフ用にはMといったグラインドをロフトごとに組み合わせるのもOK。幅広いラインアップがあるため、いろいろなバウンスと友達になれるチャンスがボーケイ・デザイン ウェッジにはあるのです。