「ボーケイ・デザイン ウェッジをもっと知る」#1
ボーケイ氏が考える最もやさしいグラインドとは?
2019-12-05 CLUBS
冬の薄芝にも効く!Kグラインドのやさしさ。
フェアウェイやラフの芝生が枯れ、ボールのライ状況が気になるシーズンになってきました。そこで今回は、冬場の厳しいライでも抜群の機能性を発揮するボーケイデザインウェッジのソールグラインドについてご紹介したいと思います。
タイトリスト マスタークラフトマンであるボブ・ボーケイがアマチュアにとって最も“やさしい”と表現しているのが、Kグラインドになります。ウェッジにおけるやさしさは、ゴルファーそれぞれのアプローチスタイルによって解釈が異なってきますが、ここでのやさしさとは“ミスに対する許容性の高さ”だと考えてください。
「ソールの幅の広いワイドソールのKグラインドは、フェースを開いたりしなくても自然にバウンス効果を発揮できるシンプルなソールデザインです。バンカーショットはもちろんのこと、条件の悪いライからのアプローチでも心地よいソールの抜けを感じてもらえるでしょう」(ボーケイ)
芝が薄く感じる冬場は“バウンス効果が強いと地面で大きく跳ねそう!”と心配する声も聞かれそうですが、実はこの跳ねるというイメージがウェッジゲームを難しくしている、という側面があります。ボブ・ボーケイは“バウンスはヨットを海上に滑らせるように進める帆のようなものだ”と説明することがありますが、バウンスには地面の上でヘッドの進む方向を決める、という舵取りのような役割があるのです。
インパクトに向かって鋭角に降りてきたクラブヘッドは、バウンスが地面に当たることによって地面方向ではなく、振り抜き方向にその軌道を変えることができます。V字に跳ねるのではなく、U字に“滑る”ことで振り抜けがよくなり、スピンコントロールに必要なフェースとボールの適正なコンタクトに導くことが可能となるのです。もちろん、バウンス効果が高いほどヘッド軌道のズレに対する修正効果が高くなってきます。
そもそもウェッジは、アイアンでは対応しにくい難コンディションを克服するために考案された特別なクラブです。芝が薄いだけでなく、陽の当たり具合で凍っていたりぬかるんでいたりと、常にコンディションが変化する冬場のゴルフは、ベストシーズンよりもウェッジのやさしさを感じられる季節でもあるのです。
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