ツアーレコードを塗り替えた、ジャスティン・トーマス
2017年米国男子ツアーの初戦を制したら、次はどうしますか?
タイトリスト総合契約のジャスティン・トーマスは、2戦目の第1ラウンドで驚愕のスコア「59」を叩き出しました。
その日は、スタートホールの10番(パー4)からチップインイーグルと快調な滑り出し。次のホールはやや調子を崩してボギー、12番ティーに向かったときは、平凡なラウンドに終わるかもしれないと考えていました。しかし、それは早計に過ぎたようです。
J.トーマスは、最終的に、2イーグル8バーディ、11アンダーでホールアウトし、“魔法の数字”として知られるスコア「59」を達成した米国男子ツアー史上最年少のプレーヤーとなりました。
「楽しい1日でした。こんなに順調だったのは初めてです。何度も読みが的中し、ボールがぴったりの位置に止まり、狙い通りのドライバーショットが打てました」
“魔法の数字”が出るかどうかは最終ホール次第でした。トーマスは、9番ティーに向かうときから、59をマークするにはイーグルが必要だと知っていました。着実なティーショットとアプローチの後、グリーンの上でカップまで15フィート。これが入れば名前が歴史に刻まれます。
「これまで木曜日の最終ホールのパットがこれほど重要だったことはありませんでした。もちろん、成功すればどうなるかわかっていましたし、59打目がパットになったのも初めてでした。こんなチャンスは二度とないかもしれない、入れるように頑張ってみようと思いました。最高のパットが打てたと思います」
まさに最高のパットでした。
ボールがカップに沈み、長年の友人であり、その日のプレーパートナーとして最前列に座っていた同じくタイトリスト総合契約 ジョーダン・スピースがハイタッチで祝いました。
「彼は歴史に残るプレーをしました。この場に立ち会えて嬉しいです。すばらしいフィニッシュでした」と、スピースは語っています。
この歴史的なラウンドの後、自分へのご褒美をどうしますか?という問いかけに、トーマスは素敵な計画を教えてくれました。
「楽しい午後を過ごし、気分をすっきりさせ、のんびりノースショアに行って少し大会のことを忘れます。後は良く寝て、またフェアウェイとグリーンに戻って練習します」
チャンピオンのコメント:
トーマスは、勝因について、次のように語っています。
「明らかにドライバーショットの向上です。僕は優勝争いに残ると気分が乗ります。それが過去2年間の課題でした。思うように残れなかったからです。残った大会では成績が良く、優勝のチャンスもありました。そこに至るまでが問題なのです。最近は、以前より多く残れていて、明らかに好調です。優勝争いに残りさえすれば、気分が乗って勝てそうな気がするんです」
今季すでに3勝を挙げているトーマスは、すでにメジャー大会に関する質問も想定しています。そして特に次に待つメジャー初戦について喜んで語ってくれました。
「メジャー初戦を楽しみにしています。昨年のメジャー大会の直後からそう言っています。あのコースは自分の力を発揮するのにとても良い気がします。昨年は不調で成績も良くありませんでした。でも、あそこは本当に楽しく、雰囲気がとても良いところです。もう一度、あの場所に立つのを心待ちにしています」
ジャスティン・トーマスの使用ギア:
Golf Ball: Titleist Pro V1x golf ball
Driver: 917D3 (9.5°)
Fairway: 917F3 (15°) 915Fd (18°)
Irons: 716 MB (4-9)
Wedges: Vokey Design SM6 pitching (46°) gap (52°) sand (56°) and lob (60°)
Putter: Scotty Cameron Futura X5
数字からツアーを振り返る:
ジャスティン・トーマスは、この大会で、スコアに対するティーショット貢献度、スコアに対するティからグリーンまでのショットの貢献度で1位、スコアに対するパッティング貢献度で2位、スコアに対するアプローチショットの貢献度で4位と、圧倒的な結果を残しています。
ソニーオープン・イン・ハワイでJ.トーマスが樹立した主な記録は以下の通り。
- ソニーオープン史上最少ストローク記録:27アンダー253(3打差)
- 米国男子ツアー史上72ホール最少ストローク記録:253(1打差)
- 米国男子ツアー史上54ホール最少ストローク記録:188( タイトリスト総合契約 スティーブ・ストリッカーとタイ)
- 米国男子ツアー史上36ホール最少ストローク記録:123(1打差)
ジャスティン・トーマスは、第1ラウンドを驚異のスコア「59」で回り、米国男子ツアー記録を更新しましたが、その週61以上のスコアを叩き出した選手が後4人いて、その全員がタイトリスト・ボールプレーヤーでした。
9アンダー61を出したのはタイトリスト総合契約 ブライス・モルダー(プロV1x使用)とタイトリスト・ボールプレーヤー ザック・ジョンソン(NEW プロV1x プロトタイプ使用)の2人。
タイトリスト・ボールプレーヤー ケビン・キスナー(NEW プロV1 プロトタイプ使用)は、第3ラウンドで「59」を目指したパットがあと一歩伸びず、トータル60。タイトリスト・ボールプレーヤー チェズ・リービー(プロV1使用)は最終日を61で回りました。