ジョーダン・スピース、地元テキサスでの勝利について語る
「自分のキャリアで今後30年、何が起きたとしても、今日という日を忘れることはないだろう。今までの人生の中で最も重要な1日だったと言える」
そう語ったのは、「ディーン&デルーカ招待」の最終ラウンドで5アンダー65をマークし、2位と3打差で優勝したタイトリスト総合契約のジョーダン・スピース。
テキサス州フォートワースにあるコロニアルカントリークラブでの最終日、フロントナインを9連続パーとしたスピースは、バックナインを6バーディー”30”で回り、米国男子ツアー通算8勝目を達成すると共に、地元テキサスでの初優勝を見事果たしました。
「あと一歩という試合はここテキサスで何度も経験した」と語ったスピース。
「昨年の大会では、あと1打差というところでプレーオフに持ち込めなかった。テキサスで行なわれた、同年のバレロ・テキサス・オープンもプレーオフに持ち込んだシェル・ヒューストンオープンでも、あと一歩及ばずの2位だった。そんな中、今年ここフォートワースで初めて優勝できたことにはとても特別な意味があるんだ。僕がシード権獲得を目指していた2013年、この大会の前身であるクラウンプラザ招待で、チャンピオンズチョイス(※1)で出場させてもらった。当時まだプロとして実績のない僕にチャンスをくれたこの大会には本当に大きな借りがあるから、今回の勝利はとても特別なんだよ」
「ここ4大会中3大会のプレーで、調子が戻ってきた感じがする。このまま波に乗れるように頑張りたい。最終日のバックナインにおいて、勝負を決する重要なパターやアプローチを決めることができたのは嬉しいし、今年の全米オープンにも役立つと思っている」
ペンシルベニア州のオークモントCCで開催される2016年の全米オープン。スピースは昨年、ワシントン州のチェンバーズベイGCで獲得した「全米オープン」のタイトル防衛に向け意欲を燃やしています。ディフェンディングチャンピオンとして臨む今年はどんなプレーを見せてくれるのか。世界中の注目が集まっています。
※1 チャンピオンズチョイス:歴代の大会優勝者が有望な若手プレーヤー二人を特別枠で同大会に出場させることができる仕組み